英検1級に合格した主婦です。英語学習経験をブログにしています。
先日から英語多読をはじめました。
多読は楽しみながら英語力を高められるいい勉強方法ですが、唯一の難点は多読本の入手です。
私も多読本を揃えるにあたって、入手する方法をいろいろと調べました。
この記事では、英語多読で人気があるGR(Graded Readers)の入手方法についてまとめます。
英語学習者用の段階別読み物をGraded Readers(GR)といいます。
主なGraded Readers(GR)は
「Oxford Reading Library」
「Macmillan Readers」
「Pearson English Readers(旧:Penguin Readers)」
などです。
Contents
英語多読本(GR)の入手方法
英語多読本を揃える方法はたくさんありますが、私がこれまで調べた主なGR(Graded Readers)の入手方法をご紹介します。
またGRの入手方法ごとに、GR購入の大まかな費用も計算してみました。
費用計算にあたっては100冊を基準としましたが、これには理由があります。
GRを100冊読むと、30万語程度を読んだことになります。
(あくまで目安です。はじめるレベルによって語数はかなり異なります)
30万語を読むと
「英語で読める実感を感じ始める」
レベルといわれていますので、多読の最初の目標にするのに最適です。
なお、GRの語数は「英語多読完全ブックガイド改訂第4版」に掲載されている他、一部のGRでは裏表紙に語数表示があります。
新品を買う
経済的に余裕があれば新品でGR (Graded Readers)を揃えるのが楽です。
GRは大型の書店のほか、インターネットでも入手できます。
日本のAmazonでも入手できますが、あまり網羅されていない印象です。
下記のサイトだとレベル別に一覧が見られて、さらに20パーセント引きで購入できます。
https://www.eltbooks.com/home.php
GRを読み終わった後、フリマサイトなどで売れば実質的にかかる費用はもっと安くなります。
状態が良く新品に近いGRはかなり高値で売れます。
中古の本を買う
個人的にいちばんオススメな方法が、中古でGR (Graded Readers)をそろえることです。
メルカリ、ラクマなどのフリマサイトや、ヤフーオークションなどのオークションサイトで出品されています。
中古で買えば、新品の1/3程度の価格。
またGRを読み終わった後、フリマサイトなどで売れば実質的にかかる費用はわずかです。
ただ手間はかかります。
こまめに出品をチェックしたり、出品者との値段交渉など時間が必要です。
有料のレンタルサービスを利用する
GR (Graded Readers)を有料で貸し出すサービスがあります。
希望するGRをレンタルサービス会社に郵送してもらい、読み終えたら郵送で返却します。
レンタル料の相場は
「GR1冊あたり100円、プラス往復の送料」
といったところです。
レンタルサービスを利用すれば、新品や中古でGRを購入するより安く手軽に多読をはじめられます。
「すぐに多読を始めたい」
「多読本を揃える手間を省きたい」
「なるべく費用をおさえたい」
といった方にオススメの方法です。
ただし貸出数や返却期限などルールに従ってサービスを利用することになります。
多読を完全に自分のペースで楽しみたい人には、サービス利用の仕方に工夫が必要です。
以下は、私が利用を検討したレンタルサービスです。
(私は中古で購入したので、結局は利用しませんでした)
どちらも稼働しているようですが、大きな組織でなく個人営業に近いようです。
いきなり費用を払い込むのではなく、メール等でサービスが受けられることを確認してから利用した方がいいと思います。
ブッククラブに入会する
ブッククラブとは、多読により英語力を伸ばす読書クラブです。
会費を払ってブッククラブの会員になりGR(Graded Readers)を借りることができます。
また多読についての指導やアドバイス、仲間同士の交流ができることもあります。
ブッククラブが通える範囲にある場合は、いい選択肢のひとつです。
とくに多読について不安がある場合や、これまで英語の本をほとんど読んだことがない場合、ブッククラブを利用すればアドバイスがもらえるので安心です。
また語数が少ない本から始める場合ほど、より多くのGRを揃える必要があります。
ブッククラブの入会で、その手間と費用をおさえることができます。
地元の図書館で借りる
私が多読を始めた時に、まず考えたのが
「地元の図書館でGR(Graded Readers)を借りれないかな」
でした。
結論から書くと、少なくとも私が通える近隣の図書館では、まとまった数のGRを借りるのは難しそうでした。
また運良くGRを見つけても、貸出予約をしたり、期限までに返却しに図書館に行くという手間が負担になり多読が面倒になりそうです。
ただ、住んでいる地域によって事情は変わると思うので調べてみるといいかもしれません。
図書館の蔵書を調べる際には、下記のサイトが便利です。
高校・大学の図書館で借りる
高校・大学の図書館でGR(Graded Readers)を揃えているところが多くあります。
多読をされる方が高校生・大学生の場合は、まずご自分が通われている学校の図書館にGRがないか確認してみてください。
もし学校の図書館にGRがあればとってもラッキー!
ぜひ卒業までに全冊読破をめざしてください。
最近は大学図書館を一般向けに開放しているところもあります。
近隣を調べたところ、GRをそろえている大学がいくつかありました。
ただ一般開放している大学図書館であっても、利用にあたっては登録費が必要だったり、一定の利用条件があります。
一定の利用条件とは
「図書館は利用できるが貸出できない」
「一定条件のもと貸出可」
など大学によってさまざまです。
私は「一定条件のもと貸出可」の大学を市内でみつけたので利用条件を調べましたが、実際に利用するのは難しいと判断し諦めました。
私が調べた大学で条件としていたのは
「(車を使わないと不便な場所なのに)車での利用不可」
「在校生から貸出のリクエストがあった場合、借りている本をすぐに返却」
などでした。
ただお住いの地域によっては、利用しやすい大学図書館があるかもしれません。
私の英語多読
英語多読をはじめようと考えてから2ヶ月近くが経ちました。
最初の1ヶ月は、多読本の種類を調べ、入手方法を検討し、フリマサイトをこまめにチェックしてGRの購入をしました。
3月中旬になってようやくGRがそろったので多読をスタートし、現在20冊程度(14万語)を読みました。
読んだGRは「読書記録手帳」にタイトルと語数などを記入しています。
この「読書記録手帳」には記入欄の他に、多読の実践方法や、レベル3までの主なGRのタイトルと語数一覧がついています。
多読をするにあたって「読書(語数)記録」は必須ではありません。
私は「読んだ語数を数える」という作業が新鮮で楽しいので、記録をつけています。
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次回はGRを中古でそろえる具体的な方法や注意点をまとめたいと思います。