英検1級に合格した主婦です。英語学習経験をブログにしています。
コロナによる外出自粛をきっかけに英語多読をはじめて1年半が経ちました。
この記事では私が読んだ英語多読本(Graded Readers)の感想を書き留めています。
※YL=読みやすさレベル。0.0-10.0まで。数値が高いと難しい。
※GR=英語学習者向け・レベル設定された英語の本。
GR (Graded Readers) の5段階評価 すばらしい おもしろい よい イマイチ つまらない
今回読んだGR10冊(131冊から140冊目)
今回は私が読んだ131冊目から140冊目までのGRです。
この10冊は2021年8月から9月に読みました。
暑さも落ち着いて、小学生の息子の新学期がはじまりました。
「やっと自分の時間が持てる・・・」
本来なら一息つける時期ですが、コロナを心配しながら子供を学校に送り出しています。
外を歩くと金木犀(キンモクセイ)の香りがして、秋の気配がしてきました。
131. Gone with the Wind Part 1
「風と共に去りぬ」
あまりに有名なので詳細は省きますが、素晴らしい小説だとあらためて感じました。
GRとして考えても、Part 1, Part 2の2冊で約3万語の編成。
ちょうどいい語数になっていると思います。
Gone with the Wind Part 1 | |
シリーズ名 | PER (Pearson English Readers) 4 ※旧Penguin Readers |
YL | 4.0 - 4.5 |
語数 | 15,807 |
評価 |
132. Gone with the Wind Part 2
Introductionによると「風と共に去りぬ」の作者、マーガレット・ミッチェルは1900年にアメリカで生まれ、1949年に自動車事故で亡くなりました。
「風と共に去りぬ」は10年かかって書かれた、マーガレット・ミッチェル唯一の作品。
もし自動車事故がなかったら、他にも素晴らしい作品を発表していたかもしれません。
Gone with the Wind Part 2 | |
シリーズ名 | PER (Pearson English Readers) 4 ※旧Penguin Readers |
YL | 4.0 - 4.5 |
語数 | 15,815 |
評価 |
133. Far From the Madding Crowd
トーマス・ハーディの「狂乱の群れを離れて」。
若く美しいBathshebaに3人の男が結婚を申し込む。
Bathshebaが選んだのは・・・。
なぜその男を選ぶんだと思いつつも、人物の描写やストーリー展開がすばらしい。
短く上手にまとめられたGR。
Far From the Madding Crowd | |
シリーズ名 | PER (Pearson English Readers) 4 ※旧Penguin Readers |
YL | 4.0 - 4.5 |
語数 | 12,225 |
評価 |
134. Unbowed
何度も逮捕されながら環境保護活動・人権活動を続けたケニア人ワンガリ・マータイさんの自伝。
アフリカ人女性として初めてノーベル平和賞を受賞しています。
活動内容はもちろん素晴らしいですが、あまり知ることのないアフリカの生活も描かれていて、いろいろな意味で楽しめる1冊。
GR表紙写真のマータイさんの美しい笑顔が印象的です。
Unbowed | |
シリーズ名 | PER (Pearson English Readers) 4 ※旧Penguin Readers |
YL | 4.5 - 5.0 |
語数 | 20,669 |
評価 |
135. Lorna Doone
主人公が愛した少女Lornaは犯罪者の一族。
主人公はLornaと共に生きることができるのか・・・。
ストーリー自体は面白いですが、いろいろな出来事が次から次へとおこるので、気持ちがおいつかない。
元のストーリーのせいなのか、GRだからなのか。
もう少しシンプルな展開だと読みやすいです。
Lorna Doone | |
シリーズ名 | PER (Pearson English Readers) 4 ※旧Penguin Readers |
YL | 4.0 - 4.5 |
語数 | 11,305 |
評価 |
136. The Mirror Crack'd from Side to Side
アガサ・クリスティーのミス・マーブルシリーズ。
これぞ推理小説!
人物描写や伏線、ストーリー展開が秀逸で、物語の終盤で犯行動機がわかったときには、思わず声をあげそうになりました。
英語多読に興味がなくてもオススメしたい1冊。
The Mirror Crack'd from Side to Side | |
シリーズ名 | PER (Pearson English Readers) 4 ※旧Penguin Readers |
YL | 4.5 - 5.0 |
語数 | 20,135 |
評価 |
137. Evening Class
イタリア語のクラスに集まった、年代も性別も事情も異なる生徒たち。
この集まりがその後の運命を変える出会いになります。
人生、いろいろあっても人との出会いで大きく好転することもある。
心が温かくなるお話でした。
Evening Class | |
シリーズ名 | PER (Pearson English Readers) 4 ※旧Penguin Readers |
YL | 4.5 - 5.0 |
語数 | 18,626 |
評価 |
138. Teacher Man
ニューヨークで教師になったアイルランド人の自伝的小説。
淡々と教師生活について書かれていますが、ユーモアや皮肉があり、先生って大変だなと思いつつも笑ってしまいます。
バランスのとれた心地よい文章は、筆者がライティングの教師だったからでしょうか。
Teacher Man | |
シリーズ名 | PER (Pearson English Readers) 4 ※旧Penguin Readers |
YL | 4.5 - 5.0 |
語数 | 21,772 |
評価 |
139. Mosquito Coast
アメリカの文明社会を嫌い、家族を連れてジャングルに住みはじめた主人公。
憧れのシンプルライフはかなわず、過酷な日々を過ごすことになります。
これは読んでいて少し疲れました。
主人公の狂気に振り回される家族が不憫です。
最後も救いがありません。
個人的には楽しめませんでしたが、GRとして読む分にはギリギリOKでした。
そのため5段階中2の評価にしましたが、「英語多読完全ブックガイド」では4と高評価。
映画化もされているので、多くの人がおもしろいと感じる作品なのかもしれません。
Mosquito Coast | |
シリーズ名 | PER (Pearson English Readers) 4 ※旧Penguin Readers |
YL | 4.0 - 5.0 |
語数 | 14,000 |
評価 |
140. Detective Work
アルバイト先の美術館でダイヤモンドが盗まれ、疑いをかけられた少年。
みずからの手で犯人を暴く決意をします。
トリック・犯行動機に意外性がなく、ストーリー展開も推理小説としてはあと一歩。
多読教材としては十分な内容でした。
Detective Work | |
シリーズ名 | PER (Pearson English Readers) 4 ※旧Penguin Readers |
YL | 4.0 - 4.5 |
語数 | 10,935 |
評価 |
今回のMy Best Graded Readers !
今回は私が読んだGR (Graded Readers)の131冊目から140冊目を記録しました。
この10冊の中のベストはこちら。
「The Mirror Crack'd from Side to Side」
アガサ・クリスティーの推理小説はやはりおもしろい!
とくに本作品はGRとしての出来もいいです。
今回読んだ10冊はすべてPearson English Readers (旧 Penguin Readers)のレベル4でしたが、アタリがとても多くて楽しめました。
次回は、私が読んだGRの141冊目から150冊目までを記録します。