英検1級に合格した主婦です。英語学習経験をブログにしています。
コロナによる外出自粛をきっかけにはじめた英語多読。
1ヶ月間まるっきり読書から離れたり、1日に2冊読んだり、勝手気儘なペースで英語多読を続けていますが、97冊目で100万語を突破しました。
※YL=読みやすさレベル。0.0-10.0まで。数値が高いと難しい。
※GR=英語学習者向け・レベル設定された英語の本。
GR (Graded Readers) の5段階評価 すばらしい おもしろい よい イマイチ つまらない
Contents
今回読んだGR10冊(91冊から100冊目)
今回は私が読んだ91冊目から100冊目までのGRです。
この10冊は2020年11月から2021年2月の前半に読みました。
11月から年末にかけては、なんとなく気忙しくて、読むペースが低下しました。
年が明けて生活が落ち着いてくると、多読のペースがあがってきました。
91. When Summer Comes

ロンドンに住む結婚10年目のカップル。
海辺の村にコテージを借りて休暇を満喫しますが・・・。
ありふれた不倫話とも言えますが、軽快なストーリー展開で楽しめました。
When Summer Comes | |
シリーズ名 | CER (Cambridge English Readers) 4 |
YL | 4.5 - 5.0 |
語数 | 20,829 |
評価 |
92. Ring of Thieves

自宅から離れた見知らぬ公園で意識を取り戻した主人公。
徐々に自分が事件に巻き込まれたことに気づきます。
上質のミステリー。
マクミランのレベル5は、アタリが多いです。
Ring of Thieves | |
シリーズ名 | MMR (Macmillan Readers Intermediate) 5 |
YL | 3.6 - 4.0 |
語数 | 15,150 |
評価 |
93. Murder on the Orient Express

アガサ・クリスティーの「オリエント急行殺人事件」。
ストーリーを知っていても、十分楽しめます。
トルコからフランスへむかう列車、乗客の様子、雪の情景など、雰囲気もいいです。
ただリトールドのため、ストーリー展開には少し物足りなさが残りました。
Murder on the Orient Express | |
シリーズ名 | PER (Pearson English Readers) 4 ※旧Penguin Readers |
YL | 4.5 - 5.0 |
語数 | 18,985 |
評価 |
94. Man Hunt

連続殺人。それを追う警察。
犯人にたどりつくまでの過程が少しスムーズすぎる気もしますが、構成が秀逸で、最後までドキドキしながら読めました。
Man Hunt | |
シリーズ名 | CER (Cambridge English Readers) 4 |
YL | 4.5 - 5.0 |
語数 | 20,497 |
評価 |
95. The Lahti File

スパイ、謎の美女など、ジェームスボンドを連想させるストーリー。
ピンチのすり抜け方など感心しながら楽しめました。
The Lahti File | |
シリーズ名 | CER (Cambridge English Readers) 3 |
YL | 3.6 - 3.8 |
語数 | 13,832 |
評価 |
96. The Client

事件に巻き込まれた11歳の主人公とその弟。
なけなしの1ドルを払って弁護士を雇い、事件に立ち向かいます。
少年と弁護士が機転をきかせて危機をのりこえる様子やふたりの絆など、映画はさらにおもしろいかもしれません。
The Client | |
シリーズ名 | PER (Pearson English Readers) 4 ※旧Penguin Readers |
YL | 4.0 - 4.5 |
語数 | 12,114 |
評価 |
97. Love Actually

映画「ラブ・アクチャリー」が原作。
100万語を突破する本に、楽しみにしていたこちらを選びました。
映画「Love Actually」はDVDも持っていて、何度も見ている大好きな映画です。
ただ登場人物が多く、それぞれのエピソードが折り重なるようなストーリーなので、どんなGRになるんだろうと思って本を開きました。
Introductionには、ストーリーを理解しやすいような説明と、登場人物の相関図が掲載されています。
本文では、メインではないエピソードが省略されていて、それに伴って登場人物も少し減っているので、一応GR的な配慮がされています。
また幅広い年代が読むGRなので、過激な場面やセリフは削除されたりマイルドな表現に置き換えられています。
個人的には、Love Actuallyのそういった場面やセリフは、少し過激でもユーモアがあるので、残念でした。
総合的に考えると、私は読みながら映画の場面を思い出して、とても楽しめました。
ただ映画を見ていない場合、登場人物や場面変化が多すぎて、すんなり理解できないのでは、と思いました。
Love Actually | |
シリーズ名 | PER (Pearson English Readers) 4 ※旧Penguin Readers |
YL | 4.0 - 4.5 |
語数 | 13,673 |
評価 |
98. The Great Gatsby

1920年代のアメリカ。
主人公は、想いを寄せる女性のために毎晩自宅でパーティーを開きます。
いつかその女性がパーティーに来てくれることを願って・・・。
主人公の一途すぎる想い、人間の弱さ、身勝手さなど、この短いページ数でこんなに胸にズシンと来るとは思いませんでした。
若い時に日本語の翻訳を読んだことがありますが、いま読むと、こんなにおもしろかったんだと改めて感じました。
The Great Gatsby | |
シリーズ名 | MMR (Macmillan Readers Intermediate) 5 |
YL | 3.6 - 4.0 |
語数 | 12,945 |
評価 |
99. Staying Together

日本人女性がイギリスに留学し、ひとりの男性と出会います。
日本にいる婚約者との間で揺れ動きますが・・・・。
2部構成のストーリー。
1部は2000年、2部は2050年という設定です。
CERらしい恋愛ストーリーですが、時代をまたいて物語がつながっていく印象の残るGRです。
主人公は日本人なので、舞台の一部は日本です。
ただ、他の同様のGRでも感じたことですが、日本に関する描写が少し不自然に感じます。
もう少し取材して書いたらいいのに・・・
と思ってしまいました。
それから、2部の展開は、少し都合が良すぎないかなぁ。
そういったことを差し引いても、よくできたストーリーでした。
Staying Together | |
シリーズ名 | CER (Cambridge English Readers) 4 |
YL | 4.5 - 5.0 |
語数 | 18,853 |
評価 |
100. The Silver Sword

戦争により両親と生き別れになってしまった兄弟。
出会った人たちに助けてもらいながらポーランドからスイスまで両親を探して旅をします。
戦時中が舞台ではありますが、The Silver Swordはもともと子供向けなので、戦争の悲惨さよりも、子供達のひたむきさ、勇気、成長、人間の優しさなどがメインのテーマになっています。
創作なのに、この兄弟が実在していたのではないかと思えるほど、活き活きとした物語です。
The Silver Sword | |
シリーズ名 | OBW (Oxford Bookworms Library) 4 |
YL | 3.8 - 4.0 |
語数 | 14,960 |
評価 |
今回のMy Best Graded Readers !
今回は私が読んだGR (Graded Readers)の91冊目から100冊目を記録しました。
この10冊の中のベストはこちら。
「The Great Gatsby」
読み継がれる物語は、それだけの理由があると感じました。
また読者の年代によって、さまざまな感じ方ができるストーリーだと思います。
GR用のリトールドですが、ストーリー展開も無理なく読めました。
いずれ原作も読みたいです。
次回は、私が読んだGRの101冊目から110冊目までを記録します。