英検1級に合格した主婦です。英語学習経験をブログにしています。
みなさんはどうやって勉強時間をつくっていますか?
大人になると「勉強時間の確保」はなかなか大変です。
私は専業主婦なので、働いている方に比べたらずいぶん自由な時間があると思います。
それでも英検1級に合格するには、家事の時短をして勉強時間を確保する必要がありました。
でもふと思ったことが、
「なんで毎日こんなにやることがあるのかな、、、。」
以前3ヶ月ほどフランスでホームステイしたことがあるのですが、その経験をもとに「日本人女性とフランス人女性の日常の違い」について書きたいと思います。
Contents
専業主婦である今の私の日常
まずは私の日常生活を簡単に紹介させてください。
私の平日は5時半に起きて朝食と弁当作りからはじまります。
子供が登校した後も、洗濯や布団干しなど家事が続きます。
今年は子供の学校のPTA役員をしているので、会合がある日には学校に行きます。
家でも学校で配布する書類を作ったり、行事で使う品物を買いに行ったりと何かと時間をとられます。
一昨年は住んでいるマンションの管理組合の仕事もありました。
管理組合の仕事は毎月2回の会合に加えて、夏祭りやイベントの準備と実施、マンションで問題が起こるとその対応、工事の立会いなど、ボランティアの域をはるかに超えていると感じる業務でした。
夕方になって子供が下校すると、曜日によっては習い事の付き添いもあります。
宿題は毎日あるので、丸つけも親の仕事です。
子供と夕食を済ませて寝かしつけた頃に主人が帰ってくるので、また夕食の準備。
もともと体力もないし家事能力も高いとはいえない私にとっては、毎日の家事をやっとこなす状態。
それに加えて英検の勉強をしていた時は、夜になると目の下にクマができていました。
まわりのお母さんたちも、みんな何かと忙しそうです。
「主婦は3食昼寝つき」
なんていわれますが、主婦も意外と大変です。
▶︎英検1級対策をしていた時の1日のスケジュール
ではさっそく「私から見たフランス人女性の生活」をご紹介します。
フランス人は朝食をつくらない
フランス人の朝食は、基本的にはコーヒーとパンだけです。
ホームステイ先以外のフランス人家庭にも泊めていただきましたが、みな同じでした。
眠い目をこすりながらオシャレなガウンをはおり、コーヒーとパンを食べる。
その後シャワーを浴びて出かけていきます。
朝、フランス人女性の仕事はあまりありません。
フランス人女性は化粧に時間をかけない
フランス人はふだんはあまりお化粧していないことが多いです。
そのかわりお出かけやパーティーなどではバッチリお化粧しています。
そのメリハリがとっても新鮮でした。
日本ではデパートのトイレでお化粧直しをしている女性がたくさんいますが、フランスではほとんどそういった光景をみません。
ノーメイクで出社したりPTAの会合に出るのはなかなか勇気がいるので、朝忙しい中でも必死にメイクするわけですが、、、
正直、メイクの時間があったら寝ていたいなと思います。
フランスでは毎日同じ服でもOK!
フランスの人はとってもオシャレ。
街を歩いていても年齢に関係なくカラフルで似合う服を堂々と着こなしています。
フランスで旅行代理店に入ったときのことです。
代理店の女性がとってもお似合いで素敵な服装をしていて、
「わぁステキ〜」と見とれてしまいました。
そして翌日も用事があってその代理店に行くと、その女性が前日と全く同じ服装をしていました。ちょっと驚きました。
日本では2日間連続して同じ服装で出社したら
「夜遊びして帰宅してないんじゃないの?」
なんて思われてしまいそうですが、フランス人にそういう発想はないようです。
同行していたフランス人に同じ服を着ることについてきいてみると
「服が汚れていないなら、翌日も着るのはふつうのこと。」
といわれました。
毎日服で悩まなくていいし洗濯物も減るし、合理的ですよね。
フランスでは洗濯は週に1、2回
毎日着替える習慣がないので、フランスでは毎日洗濯しません。
バスタオルも何日か使ってから洗濯するので、1日で洗濯物がたまることもありません。
休日にまとめて洗濯する人が多いようです。
フランスのマーケットでは、美味しいものが安く手に入る
フランスのマーケット(市場)では新鮮な野菜や焼きたてパンの他にも、美味しい惣菜が安価で売られています。
チキンの丸焼きもよく売られていて、それがとても安い!
日本だとチキンの丸焼きは高くて特別なシチュエーションの時に食べるもの、というイメージですけどね。
休日にはそういったお惣菜を組み合わせて、家で時間とお金をかけずに美味しい食事ができます。
日本でもデパ地下などでお惣菜が売っていますが、高くて日常的にはちょっと手が出ません。
フランスの食事は大皿で提供
食事はだいたい大皿で食卓に並べられて、各自が好きな分量をよそって食べます。
食事の準備時間が短縮できるし、片付けも楽です。
フランスでは食洗機がどこの家庭にもある
フランス(ヨーロッパ?)では9割程度の家庭に食洗機があるというデータを見たことがあります。
私が滞在したり遊びにいかせてもらったフランス家庭は全て食洗機がありました。(といっても私が見たのは数軒だけですが)
いま私も大型の食洗機を使っていますが、もう食洗機なしの生活は考えられないです。
日本では食洗機はまだそれほど一般的とはいえません。
でもお皿をたくさん使って盛り付けをする日本の食事にこそ、食洗機が合理的だと思います。
フランス人は残業しない
フランスには週の労働時間を35時間までとする法律があるため、ごく限られた職業や管理職を除いては、ほとんどの人が残業せずに帰宅します。
夕食を家族揃って食べたらやっぱり楽しいし、準備や片付けも楽ですよね。
労働時間が短いこともあってか、男性でも料理したり家事・育児を当然のようにするフランス人が多かったです。
これはうらやましい。
フランスに「ワンオペ育児」なんて言葉はないんだろうなぁ。
あるフランスの家庭で夕食をご馳走になってデザートにアップルパイを出してくれたのですが、それはご主人がつくったものでした。
日本男性が同じことをしたら、その男性の株はものすごく上昇するでしょうね。
労働時間調整のため、金曜の午後は仕事をしないと言っていた人もいました。
週休2日半。
うらやましい限りです。
フランスでは家事サービス、ベビーシッターを使っている人が多い
日本では、家事代行やベビーシッターのサービスはまだまだ敷居が高くて、金銭的に余裕がないと利用できないといった印象があります。
ホームステイしていた家では、週に1、2回洗濯したりアイロンがけする女性がきていました。
その女性が来るときには、ダイニングテーブルにやってほしい家事のメモとクシャクシャのお札(給料)がおいてありました。
家事代行といっても、日本よりもっと気楽に「家事の一部を手伝ってもらう」という感じでした。
他にも、夫婦間の時間を大切にしているフランス人は、夫婦で映画を見にいったり、大人だけのパーティーに出かける時にはベビーシッターを頼むのがふつうです。
フランスでは嫁・姑問題はほとんどない!?
フランスでは赤ちゃんの時から親子の寝室は別なことからもわかりますが、「個人」が尊重されています。
「親が結婚している子供の家にアポなしで訪ねる」なんてことは、ほとんどないそうです。
(日本ではよく聞きますね・・・)
私がホームステイしていた家も、親子で仲が良かったですがお互いに訪ねる時は事前に必ず電話して相手の予定を確認していました。
でも決してよそよそしいわけではなくて、家族が集まると話が尽きないという感じでした。
親世帯との同居も、特別な事情がない限りないのだとか。
「個人」が尊重されていれば、嫁・姑問題はずっと少なくなるはずですよね。
まとめ
フランスの生活や家事はとても合理的です。
それでいて時間はゆったり流れているような気がします。
そうはいっても、「フランスの全てが日本より良い」というわけではありません。
合理的で個人が尊重される反面、フランスでは女性がタフで強くないとなかなか大変だなと思う場面も見てきました。
日本ならではの良さを残しつつ、フランス流の良い部分は生活に取り入れたいと思っています。