英検1級に合格した主婦です。英語学習経験をブログにしています。
"Never Let Me Go"という小説をご存知でしょうか?
ノーベル文学賞作家の本なのでご存知の方も多いと思います。
英語学習にも最適な美しい小説なのでご紹介します。
Contents
著者 "Kazuo Ishiguro(石黒一雄/カズオ・イシグロ)"について
カズオ・イシグロは長崎出身でイギリス在住の小説家です。
2017年にノーベル文学賞を受賞しました。
私がはじめてKazuo Ishiguroを知ったのは、2,3年前に偶然見たTV番組でした。
日本で"Never Let Me Go"がドラマ化され、主演の綾瀬はるかさんがKazuo Ishiguro氏にインタビューしていました。
完全に日本人の顔なのに、通訳を介して英語での受け答えをしているKazuo Ishiguro氏に興味を持ち、Amazonで"Never Let Me Go"のペーパーバックを購入しました。
本が届いてもしばらく読んでいなかったのですが、2017年のノーベル文学賞が発表されて購入した本のことを思い出しました。
読みはじめると本当におもしろくて、あっという間に読み終えました。
"Never Let Me Go"のストーリー(ネタバレなし)
ネタバレしない程度にストーリーをご紹介します。
31歳の女性Kathyは、イギリスの寄宿舎で育ちます。
寄宿舎の仲間との青春時代の回想シーンから物語は始まります。
美しい自然、仲間との思い出。
大人になり仲間とともに寄宿舎をでてKathyは介護士になりますが、、、
やがて避けられない運命が待ち受けています。
"Never Let Me Go"の英語は難しくない
"Never Let Me GO"ではあまり難しい単語や言い回しが使われていないので、読みやすいと思います。
英検1級を取得、または目指しているのであれば、無理なく楽しめる小説です。
"Never Let Me Go"の日本語訳本 (わたしを離さないで)
原作を読んだあとに、本屋で日本語訳(邦題:わたしを離さないで)を立ち読みしました。
数ページ読んだだけですが、なんとなく原作の世界観というか、原文が与える美しくも淡々とした印象と違うような気がしました。
英語を勉強しているならぜひ原書で読むことをオススメします。
村上春樹ファンにもオススメ
私は村上春樹の本が大好きなのですが、Kazuo Ishiguroの本と似た部分があります。
雰囲気というか、切ない感じというか、、、うまく説明できませんが。
村上春樹ファンの方にも、"Never Let Me Go"をオススメします。
映画もよくできている
原作を読んだあと、"Never Let Me Go"の映画を見ました。
この映画の製作総指揮としてKazuo Ishiguroが参加しています。
そのためか、映画になっても原作の世界観がよく再現されていて、映像も美しく切なく素晴らしい映画です。
原作を読む自信があまりなければ、先に映画をみてストーリーを理解しておくのもいいと思います。
2019年3月現在、映画はAmazonで視聴可能です。
まとめ
"Never Let Me Go"の英語は読みやすく、なんといってもストーリーが面白いです。
英語学習で読んでいるつもりが、いつの間にか物語の中に引き込まれると思います。
この本を読み終わったら、またKazuo Ishiguroの本を読む予定です。