英検1級に合格した主婦です。英語学習経験をブログにしています。
このブログでは英検1級に3ヶ月で合格できる勉強方法について書いていますが、ブログを読んでくださった方から
- 英検1級に挑戦する前の英語力は?
- 英検1級に3ヶ月で合格するのは、実際は難しいのでは?
- 英検1級の勉強が思うように進まない。どうしたらいいか?
といったご質問をいただくことが増えましたのでお答えします。
Contents
英検1級に3ヶ月で合格するために必要な英語力
英検1級対策を始める前の私の英語力
まずは、英検1級対策をはじめる前の私の英語力について書きます。
会社員だった時にTOEICを受験したスコアは945点でした。
TOEIC対策は、これまでほとんどしたことがありません。
現在は主婦です。
以前は外資系企業勤務で英語は日常的に使っていました。
特に英文を書くことが多かったです。
英検1級をめざす前は、2年半の間「茅ヶ崎方式英語会」で勉強しました。
「茅ヶ崎方式英語会」はリスニングと語彙力強化をメインとした学習方法です。
週1回2時間の授業に出席し、家では毎日1〜2時間を授業の予習と復習にあてました。
時間があると夜のNHKのニュースを英語で視聴していました。
「茅ヶ崎方式英語会」でニュースでよく使う語彙を勉強したこともあって、内容は少なくても90%以上を聴き取ることができていたと思います。
リーディングについては、気楽に読める内容のペーパーバックを読んでいました。
英語が難解すぎると読むのがイヤになるので、スラスラ読めるレベルの本を選んでいました。
英検の受験は「英検1級」が初めてです。
初の英検受験で「英検1級」にチャレンジしました。
いきなり英検1級をめざそうと思ったのは、本屋さんで英検準1級の問題を見て「準1級なら過去問を少し解くだけで合格できそう」と感じたからです。
スピーキング練習はしていませんでした。
仕事をやめてからは英語を話す機会も少なく、あまり自信がありませんでした。
オンライン英会話を始めたのは、英検1級一次試験に合格した直後からです。
英検1級に3ヶ月で合格するために必要な英語力は?
私の体験から、3ヶ月で英検1級に合格するのに必要な英語力を私なりに考えてみます。
今回TOEICのスコアは基準にしていません。
その理由は、TOEICは語彙力が高くなくて、英文を書く経験が少なくても、ハイスコアが出せる試験だからです。
下記の「英検1級に3ヶ月で合格するのに必要な英語力」は、自分の経験をもとにした一例にすぎないので、参考程度にご覧ください。
ただ、現在の英語力が下記の内容と遠い場合は、英検1級対策を始める前に英語力全般の底上げをした方がいいかもしれません。
・英文を書くことにある程度は慣れている
(仕事やオンライン英会話など)
英検1級に3ヶ月で合格するのに必要な勉強時間
私の勉強時間は「平日は6時間」
私が英検1級対策を始めたのは、一次試験の3ヶ月前でした。
試験対策期間中にクリスマスやお正月があって勉強しない日もあり、実質的には2ヶ月半です。
1日あたりの勉強時間は約6時間でした。
家族のいる土日は試験直前以外はほとんど勉強しませんでしたが、NHKのニュースを英語で視聴したり、単語帳をパラパラめくることはありました。
また移動の車の中では、常に単語やエッセイなど、英検1級関連の音声を流していました。
英検1級合格に必要な勉強時間は、前提となる英語力や集中力、勉強方法などによって異なるため一概には言えませんが、私の経験から「3ヶ月間、平日6時間(週30時間)」といったところだと思います。
英検1級合格までのモチベーション維持
「英検1級の勉強が続かない。飽きてしまう。」
「英検1級になかなか合格できない。」
といったご質問もいただくようになったので、私なりの解決方法を考えてみます。
まずは単語学習から
英検1級の試験対策は、まず単語学習から。
英語力があっても、英検1級の単語だけは勉強しないと得点できません。
また単語学習をすれば、長文読解やリスニングの点数も上がります。
初めて英検1級を受験するのであれば、勉強時間の半分以上を単語学習にあててください。
私が一次試験対策にあてた時間の割合をパーセントで表すと、こんな感じです:
- 単語:65%
- 英作文:25%
- 長文:5%
- リスニング:5%
英検1級でいちばん難易度が高いのが語彙問題です。
根気がいる勉強ではありますが、語彙問題は勉強にかけた時間だけ得点できます。
得点源だと思ってわりきって勉強するのが得策です。
直近の試験を受験する
英検1級対策をはじめたら、直近の受験を申し込んでください。
試験日が近いほど勉強への集中力が高まり、英語力が伸びます。
はじめての1級受験だと、
「まだまだ受験は無理」
「準備時間が足りない」
と思うかもしれません。
ですが、忘れてはいけないのが英検1級一次試験は、7割程度の正解で合格できる試験だということです。
正解率10割をめざすと英検1級はとても難しい試験ですが、7割ならなんとかなりそうな気がしませんか?
英検1級に合格してしまえば、ギリギリでも余裕でも、合格にちがいはありません。
それならギリギリでもいいから、早く合格した方がいいですよね。
だからといって、決して「いい加減な勉強でも大丈夫」というわけではありません。
日々の試験対策は一生懸命する必要があります。
たとえば単語学習なら
「今日の範囲の単語を絶対に覚える!」
くらいの意気込みは必要です。
「勉強するときは全力で取り組むけど、試験は7割で合格できる」
という姿勢でのぞむのがよいと思います。
そのうえで、直近の試験を受験してください。
単語学習がまだ完璧でなくても、ある程度単語テキストを進めていて、さらにエッセイの書き方が理解できていれば合格できる可能性があります。
万一合格できなかったとしても、試験の感覚や自分の弱点が把握でき、次回の受験に有利です。
3ヶ月を一区切りとして勉強する
私は約3ヶ月間、英検1級対策をしました。
「3ヶ月」は、少し無理してがんばれるちょうどいい期間だと思います。
たいていの人は、勉強以外にも日々やることがたくさんあります。
1日数時間の勉強時間を年単位で確保することは難しいですが、3ヶ月ならまわりの人にも少し協力してもらえば実現できます。
また3ヶ月間は、英検1級の単語を勉強するのに必要な期間でもあります。
英検の受験チャンスが年3回あることからも、3ヶ月を一区切りに考えて対策を立てるのは合理的です。
それから英検1級対策だけに長期間を費やすのはオススメしません。
先ほども書きましたが、誰もが何かと忙しい日々を送っている中で、一日数時間の勉強を英検のために継続することはむずかしいです。
モチベーションも維持できないと思います。
また英検1級合格が英語学習の最終目標ではありません。
私は英検1級に合格はしましたが、まだまだ勉強が足りないことを日々感じています。
英検1級は大きな目標ですが、通過点でもあります。
「次の試験で絶対に合格する!」と考えて取り組むことが短期合格につながります。
そのためには、3ヶ月という期間で計画を立てて試験対策します。
家族やまわりの人を巻き込む
英検1級は難しい試験です。
3ヶ月で合格をめざすなら、生活する上での優先順位を決めて勉強時間を確保します。
可能であれば家族や周囲の人たちにも協力してもらいます。
私は子育て中の専業主婦なので、働いている方に比べたら勉強時間を確保しやすかったです。
それでも3ヶ月間は、家事を大幅に削りました。
食事はなるべくまとめて作って時間の無駄を省き、お弁当で済ますこともありました。
掃除は限界ギリギリまでしませんでした。
主婦なのに申し訳ない・・・
という気持ちもありましたが、家族はあまり気にしていないようでした。
家族に甘えさせてもらっている分、勉強は集中してがんばりました。
勉強ができる環境はラッキー
「英検1級をめざそう!」と考えられるのは、勉強ができる環境にいる人だと思います。
人によって確保できる勉強時間はちがいますが、目標にむかってがんばろうと思えるのは、精神的にもある程度の余裕があるときですよね。
数年前、子供を保育園に預けて仕事をしていたときは、毎日の睡眠時間もロクに取れず、日々のことをこなすのが精一杯でした。
そんな時「英検1級をめざそう」なんて考えもしませんでした。
その後、英検1級をめざしたいと思った時に、自分には勉強できる環境と時間があってラッキーだと思いました。
よくよく考えてみると、大人になってから英検1級をめざせるタイミングって、意外と少ないかもしれません。
仕事や家事、子育て、親の介護など、やることがいっぱいあるなかで、自分に使える時間があるのは本当にラッキーなことです。
1年後、2年後にチャレンジしようと思っても、その時に同じ環境でいられるかはわかりません。
まとめ(英検1級合格はうれしい!)
最後まで読んでくださってありがとうございます。
いろいろ書きましたが、いちばんお伝えしたいのは
「英検1級合格は、短期集中戦でめざすのがいい」
ということです。
そのために3ヶ月という期間が試験対策に最適であることと、前提となる英語力について考えてみました。
英検1級に合格すると本当にうれしいです。
また効率よく勉強すれば必ず合格できる試験です。
頑張ってください!!
英検1級対策をこちらの記事でまとめています。
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