すずらん

英検1級に合格した主婦です。英語学習経験をブログにしています。

 

コロナによる外出自粛をきっかけに英語多読をはじめました。

この記事では私が読んだ英語多読本(Graded Readers)の感想を書き留めています。

 

Graded Readers (GR) 記録
  • ネタバレなし
  • YLと語数は「英語多読完全ブックガイド」等を参照
  • 「ストーリー」「GRとしての出来」で5段階評価

※YL=読みやすさレベル。0.0-10.0まで。数値が高いと難しい。
※GR=英語学習者向け・レベル設定された英語の本。

GR (Graded Readers) の5段階評価 

すばらしい
おもしろい
よい
イマイチ
つまらない

今回読んだGR10冊(161冊から170冊目)

今回は私が読んだ161冊目から170冊目までのGRです。

この10冊は2022年2月から4月に読みました。

 

戦争がはじまり、ニュースを見るのが辛い日が多くなりました。

その分読書量が増えましたが、平凡な日々のありがたさを痛感します。

 

161. Heat and Dust

Heat and Dust
Heat and Dust

 

1920年代に起こったインドのプリンスとイギリス人女性のスキャンダル。

その真相を知るため、イギリス人女性がインドを訪れる。

 

イギリス人女性2人の人生を狂わせたのは、インドのheat and dustか。

 

非常によかった。

 

Heat and Dust
シリーズ名OBW (Oxford Bookworms Library) 5
YL4.5 - 5.0
語数24,125
評価

 

 

162. King's Ransom

King's Ransom
King's Ransom

 

子どもが誘拐されたことで、主人公は人生の大きな決断を迫られる。

 

法律の範囲内でも、道徳的に正しいかは別問題。

主人公の選択を非難するのは簡単だけれど、実際に自分がその立場だったらどうするかな、と考えました。

 

King's Ransom
シリーズ名OBW (Oxford Bookworms Library) 5
YL4.5 - 5.0
語数24,330
評価

 

 

163. The Dead of Jericho

The Dead of Jericho
The Dead of Jericho

 

住宅街で亡くなった魅力的な女性。

自殺?

それとも・・・。

 

評価を5にしなかったのは、真相の解明で個人的に納得いかない部分があったから。

でもかなり面白い作品です。

 

The Dead of Jericho
シリーズ名OBW (Oxford Bookworms Library) 5
YL4.5 - 5.0
語数27,170
評価

 

 

164. Jeeves and Friends

Jeeves and Friends
Jeeves and Friends

 

短編集で、前半は気の利くvalet (従者) Jeevesの物語。

英語多読ブックガイドの評価は低めだけれど、やさしいユーモアで楽しめました。

Jeevesの短編だけなら評価は4。

 

後半の短編は残念ながら趣味に合わず眠くなった。

 

Jeeves and Friends
シリーズ名OBW (Oxford Bookworms Library) 5
YL4.5 - 5.0
語数22,670
評価

 

 

165. I, Robot

I, Robot
I, Robot

 

近未来。

老齢のrobot psychologistが過去のロボット開発を振り返ります。

 

単純に「ロボットが人類を助ける」っていうストーリーではないです。

印象に残るお話でした。

 

私がSF好きだったら、評価は5でした。

多読ブックガイドでは最高評価です。

 

I, Robot
シリーズ名OBW (Oxford Bookworms Library) 5
YL4.5 - 5.0
語数22,500
評価

 

 

166. Death in the Dojo

Death in the Dojo
Death in the Dojo

 

過去の冤罪と現在の殺人事件に接点はあるのか?

女性ジャーナリストが主人公の推理小説で、語数が少なめながらも本格的。

 

日本人や日本が登場しますが、きちんと取材された内容でした。

(CERとしては珍しいかも)

 

Death in the Dojo
シリーズ名CER (Cambridge English Readers) 5
YL5.5 - 6.0
語数20,331
評価

 

 

167. Murder by Art

Murder by Art
Murder by Art

 

医師の周囲で起こった複数の殺人事件。

犯人は誰?

その動機は・・・?

 

CERらしく軽快なストーリー展開。

ミステリーとしてはまあまあな出来だけれど、最後まで楽しめました。

YL5.5-6.0ですが、OBW-5 (YL 4.5-5.0)と同程度の難易度に感じます。

 

Murder by Art
シリーズ名CER (Cambridge English Readers) 5
YL5.5 - 6.0
語数21,700
評価

 

 

168. The Mayor of Casterbridge

The Mayor of Casterbridge
The Mayor of Casterbridge

 

妻子を売り払ったことを後悔しながらもMayorになった男性。

18年後、その妻子と再会する。

 

ストーリー展開も人物描写も最高によかった。

人間の心は、200年前も今も変わらず複雑です。

 

Thomas Hardyの作品は、PER-4の "Far from the Madding Crowd" もとてもよかったです。

 

The Mayor of Casterbridge
シリーズ名PER (Pearson English Readers)  5
YL5.0 - 5.5
語数26,110
評価

 

 

169. Taste and Other Tales

Taste and other Tales
Taste and other Tales

 

"Charlie and the Chocolate Factory" や "Matilda" などの児童文学で有名なRoald Dahlの短編集。

子ども向けの作品でも少しブロックユーモアがあるのがRoald Dahlの特徴だけれど、こちらは大人向けのためか、しっかりブラックユーモア。

それなのに軽快な印象を与えるのは、情景描写が生き生きとしているからか。

 

Taste and Other Tales
シリーズ名PER (Pearson English Readers)  5
YL5.0 - 5.5
語数29,948
評価

 

 

170. Middlemarch

MiddleMarch
MiddleMarch

 

George Eliotの作品。

それぞれの結婚生活の現実に失望するDorotheaとLydgate。

今も昔も、人々の悩みは人間関係とお金・・・。

 

2つのカップルの物語が同時進行し、登場人物が多くて少し混乱しました。

 

Middlemarch
シリーズ名PER (Pearson English Readers)  5
YL5.0 - 5.5
語数26,443
評価

 

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今回のMy Best Graded Readers !

The Mayor of Casterbridge
The Mayor of Casterbridge

 

今回は私が読んだGR (Graded Readers)の161冊目から170冊目を記録しました。

 

この10冊の中のベストはこちら。

「The Mayor of Casterbridge」

 

妻子を捨てた男性が、見ず知らずの人を助ける。

従業員を冷酷に扱いながらも、従業員の母親を密かに養ってやる。

 

完全な悪人も善人も、世の中には存在しないのかもしれない。

人間の心は複雑で、だからおもしろい。

そんなことを感じる深い作品でした。

 

 

次回は、私が読んだGRの171冊目から180冊目までを記録します。

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