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英検1級に合格した主婦です。英語学習経験をブログにしています。
英検1級対策で私がもっとも時間をかけたのは「単語」学習です。
単語対策にしっかり時間をかけたことで、一発合格できました。
この記事では、効率的な英検1級の単語対策についてお伝えします。
本記事のテーマ
- 単語対策をしなくても英検1級に合格できるのか?
- 英検1級に合格できる具体的な単語学習方法
- 単語学習はシンドイ!挫折しない考え方
Contents
英検1級の単語対策は必要か
まず結論から書くと、単語対策せずに英検1級に合格するのは不可能に近いです。
英検1級試験の単語問題の配点は高いです。
(配点については記事の後半で詳しくお伝えします)
また過去問を見ればわかりますが、出題される単語のレベルも高いです。
TOEIC900点以上の方でも難しいと感じるでしょう。
英検1級に合格するためには、単語・語彙対策は必須です。
英検1級単語対策をはじめる前に(事前準備)
英検1級単語対策をはじめるにあたって、必要な準備をします。
fa-check単語学習で準備すること
- 単語テキストの購入
- ICレコーダー等の準備
- 音声をダウンロード
以下で詳しく説明します。
テキストを準備(「英検1級 出る順で最短合格!単熟語EX」)
英検1級単語のテキストは「英検1級 出る順で最短合格!単熟語EX」(ジャパンタイムズ編)を準備してください。
使いやすい構成で内容も優れているため、単語のテキストはこれ1冊でOK。
現在は第二版になっています。
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テキスト音声を聴くツール(ICレコーダー等)
テキスト音声を聴くためのツールを準備します。
音声を聴きながら勉強することで早く効率よく頭に定着します。
音声を聴くツールはICレコーダーが便利。
機能がシンプルで電池が長持ちします。
もちろんICレコーダーでなくても構いません。
音声を持ち運びできるツールを準備します。
音声をダウンロード
「英検1級 出る順で最短合格!単熟語EX」(以下、テキスト)の音声ファイルを準備します。
テキストの専用サイトからMP3ファイルが無料ダウンロードできます。
ダウンロードしたらICレコーダー等に音声を入れます。
以上で準備が整いました。
英検1級単語対策の基本的な考え方
ここでは英検1級の単語対策を行うにあたって、どのくらいの期間を目安にするのか、どういった勉強方法が効率的か、等をまとめます。
単語対策は3ヶ月を目標にする
まずは3ヶ月を目標に英検1級単語対策に取り組みます。
fa-check3ヶ月を目標にするのはナゼ?
- 期間を区切ることで集中して勉強できる
- ひととおり出題範囲の単語をカバーできる期間が3ヶ月
1日のなかで時間をわけて勉強する
単語学習は、1日の中で時間をわけて勉強するのが理想的。
朝、昼、夜など一定の間隔をあけると記憶が定着しやすいです。
通勤電車の中、お昼休み、家事の合間、就寝前など、細切れの時間を活用してください。
fa-check時間をわけて勉強するのはナゼ?
- 「覚える→忘れる→思い出す」のサイクルを繰り返すことで記憶が定着する
- 単語は短時間で集中して学習するのが効果的
はじめから覚えようとしない
単語テキストをはじめから暗記しようとすると挫折します。
まずは、毎日範囲を決めて単語テキストを音読します。
ポイントは、英語の音声をききながら集中して音読をすること。
これを繰り返すと、暗記を意識しなくても7割程度の単語は記憶できます。
fa-checkはじめから暗記をめざさないのはナゼ?
- 音読を繰り返すことで7割程度の単語は記憶できる
- はじめから暗記を意識すると挫折しやすい
単語学習にしっかり時間をかける
英検1級一次試験対策でもっとも時間をかけてほしいのが、単語対策です。
その理由は、学習した分だけダイレクトに得点に繋がるから。
さらに単語学習がすすむと、長文読解やリスニングの得点も伸びます。
とくにはじめて英検1級にチャレンジする場合は、勉強時間の半分は単語学習に割いてください。
fa-check単語学習に時間をかけるのはナゼ?
- 一次試験で単語の配点が高い
- 時間をかけた分だけダイレクトに得点につながる
- 単語学習が進むとリーディングとリスニングの得点もUPする
英検1級単語対策のモデルスケジュール
ここでは、前述した英検1級単語対策の基本的な考え方をもとに、3ヶ月でひととおり学習できる1週間ごとのモデルスケジュールを考えてみました。
私は実際にほぼこのスケジュールどおり勉強して合格できたので、参考にしてください。
1週目【Unit 1】の勉強方法
1週目は【Unit 1】を学習します。
はじめから覚えようとしなくて大丈夫!
まずはテキストを開く習慣をつけます。
fa-check1日の勉強範囲
- 見開き5ページ分(=60語)
(例:1日目は、Unit1の001から005。単語だと"plague"から"demise"まで)
fa-check毎日やること
- その日の勉強範囲について、テキストをみながら音声を聞き、英単語と例文を自分で発音してみる。
- 前日の勉強範囲について、テキストをみながら音声を聞き、英単語と例文を自分で発音してみる(復習)
1週目が終わる頃には、単語の勉強に慣れてきます。
根気よく頑張って下さい。
2〜3週目【Unit 2−4】の勉強方法
2週目と3週目は【Unit 2】【Unit 3】【Unit 4】を学習します。
少し単語の勉強に慣れてくるので1日の勉強範囲を広げます。
fa-check1日の勉強範囲
- 見開き8ページ(=96語)
fa-check毎日やること
- その日の勉強範囲について、テキストをみながら音声を聞き、英単語と例文を自分で発音してみる。
- 前日と前々日の勉強範囲について、テキストをみながら音声を聞き、英単語と例文を自分で発音してみる(復習)。
ここでもいきなり暗記しようと思わなくて大丈夫。
4〜5週目【Unit 5−6】の勉強方法
4〜5週目は【Unit 5】【Unit 6】を学習します。
ここからはテキストを進めつつ、Unit 1〜4の復習も行います。
このあたりで少しずつ勉強時間を増やします。
fa-check1日の勉強範囲
- 見開き8ページ(=96語)
fa-check毎日やること
- その日の勉強範囲について、テキストをみながら音声を聞き、英単語と例文を自分で発音してみる。
- 前日と前々日の勉強範囲について、テキストをみながら音声を聞き、英単語と例文を自分で発音してみる(復習)。
- Unit1–4の復習。英単語をみて意味がわかるか確認する。
1日1UNIT程度を復習していきます。
6〜8週目【Unit 7-8】の勉強方法
6〜8週目は【Unit 7】【Unit 8】を学習します。
前週に引き続き、テキストを進めつつ復習も行なっていきます。
復習では、このあたりから暗記も意識します。
fa-check1日の勉強範囲
- 見開き8ページ(=96語)
fa-check毎日やること
- その日の勉強範囲について、テキストをみながら音声を聞き、英単語と例文を自分で発音してみる。
- 前日と前々日の勉強範囲について、テキストをみながら音声を聞き、英単語と例文を自分で発音してみる(復習)。
- Unit1–6の復習。英単語をみて意味がわからない単語にはチェックを入れ暗記する。
復習で意味がわからなかった単語を繰り返して暗記します。まだ完璧に暗記できなくても大丈夫!
9週目【Unit 9】の勉強方法
9週目は【Unit 9】を学習します。
【Unit 9】は熟語の最頻出なのでじっくり取り組みます。
復習では、しっかり暗記を意識して学習します。
fa-check1日の勉強範囲
- 見開き5ページ分(=60熟語)
fa-check毎日やること
- その日の勉強範囲について、テキストをみながら音声を聞き、英単語と例文を自分で発音してみる。
- Unit1–8の復習。英単語をみて意味がわからない単語にはチェックを入れ暗記する。
★一巡目はテキストをみて、意味がわからなかった単語にチェックを入れる。
★二巡目はチェックを入れた単語を覚える。
★三巡目で、チェックを入れた単語が頭に入ったか確認する。
わからない単語がなくなるまで、これを繰り返してくださいね!
10週目【Unit 9-10】の勉強方法
10週目は【Unit 9】【Unit 10】を学習します。
【Unit 9】は熟語の最頻出なので、前週に続き勉強範囲にします。
どんどんペースをあげていきましょう。
fa-check1日の勉強範囲
- 見開き8ページ(=96熟語)
fa-check毎日やること
- その日の勉強範囲について、テキストをみながら音声を聞き、英単語と例文を自分で発音してみる。
- Unit1–8の復習。英単語をみて意味がわからない単語にはチェックを入れ暗記する。
11〜12週目【総仕上げ】の勉強方法
11〜12週目は総仕上げとして、全体の復習とアウトプット練習を行います。
fa-check1日の勉強範囲
- 2〜4ユニット
fa-check毎日やること
- 全範囲の復習。英単語をみて意味がわからない単語にはチェックを入れ暗記する。
- 単語の予想問題または過去問を解く(アウトプット練習)
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挫折しそうになったら・・・・
ここまで英検1級の単語学習について書きました。
でもブログを読んでくださった方から
「単語学習はつらい」
「すぐに眠くなって続かない」
「英検1級の単語がネックで受験をためらっている」
といったメッセージをいただくことがあります。
たしかに単語学習は地味で、眠気との戦いですよね・・・。
つらい気持ちは本当によくわかります。
ここでは、単語学習が少しだけ楽になるコツをお伝えします。
「単語学習はつまらない」と割り切る
いきなりこんな結論だと「やっぱり単語は大変なんだ」とがっかりされるかもしれません。
事実として単語学習は大変だし面白くないです。
でも大変なのは受験者みんな同じで、自分だけシンドイわけではありません。
つまらないけれど単語学習を続ければ、合格が近づくと考えてください。
単語習得までの時間は、どんどん加速する
単語学習をはじめた頃は
「いつになったら暗記できるんだろう」
と先の見えない不安を覚えます。
でも淡々と継続していくと、頭に入ってくるスピードが速くなると同時に、単語学習が楽に感じてきます。
だまされたと思って、気分が乗らない日もひとまずテキストを広げる習慣をつけてください。
単語学習はダイレクトに得点源になる
単語学習は、勉強した分だけ確実に一次試験の得点につながります。
リスニング、リーディングはもともとの個人差や勉強方法などによって、短期間では学習の成果がでにくい場合もあります。
それに比較して単語学習は、もともとの英語力にそれほど影響されません。
試験対策の観点から考えると、得点を稼ぎやすい単語学習に重点をおくのが正解です。
合格したらうれしい
「自分に英検1級なんて、無理なんじゃないか・・・」
勉強していると必ずこんな気持ちになる時が来ます。
私も「英検1級なんて私には難しすぎる」と思っていたし、実際に英語力は不安だらけでした。
そんな私でも英検1級を取得できたのは、諦めずに合格を信じて勉強を続けたから。
合格通知を見たときは本当にうれしかったです。
合格した後の自分を想像してみてください。
プロに手助けしてもらう
自分なりには頑張ってみたけれど、どうしてもうまくいかない・・・
そんな時は外部の力を使うのも手です。
私が今も受講しているオンライン英会話WiLLies English (ウィリーズ英語塾)fa-external-linkでは、単語を含む英検1級対策が可能です。
レッスン毎に先生がチェックしてくれるので、ペースメーカーにもなりつつ、いい意味で目標から逃げることができません。
WiLLies Englishは1回50分授業で担任制で、講師のレベルも高いです。
「ひとりでは挫折しそう」
「学習が計画どおりすすまない」
そんな場合は外部の力を借りてピンチを乗り越えてください。
- 英検対策に強い
- 担任制の50分レッスン
- 英検有名テキスト使用
- クーポンあり!会員登録時に【紹介者生徒ID:2097】
英検1級一次試験の全体像から見た単語問題
記事のはじめでも少し触れましたが、英検1級一次試験における単語の配点は高いので、単語対策をしっかり行うと合格しやすくなります。
ここでは、英検1級一次試験での単語・語彙問題の重要性を、配点から考えてみます。
英検1級一次試験の問題構成と配点割合
英検1級一次試験は、Reading (Part 1-Part 3)・Writing (Part 4)・Listeningで構成されています。
このうち、単語問題はReadingのPart 1にあたります。
2016年度の試験から採点方法が変更され、上記3分野の配点が均等になりました。
そのため、3分野のうち1つでも極端に得点が低いと合格できない可能性があります。
英検1級一次試験の配点割合
単語問題が含まれるReadingセクションの内容
ここではさらに、単語問題が含まれるReadingセクションの内容をみていきます。
英検1級のReadingセクションはPart 1、 Part 2、Part 3から構成されています。
このうちPart 1が単語で、Part 2・Part 3が長文読解です。
出題数はPart 1(単語)が25問、Part 2とPart 3(長文読解)が合わせて16問です。
この合計41問は、すべて同じ比重で得点が計算されます。
(例:単語が1問1点、長文が1問3点、というような計算はされない。)
fa-check英検1級一次試験におけるReadingセクションの出題と問題数(=配点) | |
単語・語彙問題 | 25問 |
長文問題 | 16問 |
Readingセクションを解くと、単語より長文読解にかける時間がずっと長いです。
でも獲得できる点数(配点)で考えた場合、長文より単語の配点が高いことがわかります。
なお、単語問題には句動詞(熟語)を含みます。
私が受験した2018年の試験では、Part 1の25問中21問が単語、4問が句動詞(熟語)でした。
単語と句動詞の出題割合は、近年だいたい同じようです。
英検1級Readingセクションの配点
- 単語問題=25問
- 長文問題=16問
単語問題の配点の高さ・重要性がご理解いただけたら、さっそく対策にとりかかってください。
さいごに
単語の勉強は単調で退屈になりがちで、私も眠気との戦いでした・・・。
でも繰り返しになりますが、勉強した時間がそのまま得点につながるのが単語問題です。
試験の配点から考えても、勉強時間が限られている場合はリーディングやリスニングは後回しにして、とにかく単語に力を入れるのが効率のいい受験対策です。
時間がなくてテキストの最後まで勉強できなくても大丈夫!
全体をさらっと勉強するより、既習範囲をできるだけ完璧にする方が得点できます。
最初は気乗りしなくても、とにかく時間があればテキストを開いてください。
勉強が進むにつれて復習範囲を広げるように学習していくと、ある時に飛躍的に暗記できていることに気づきます。
単語学習が順調にいけば英検1級合格はもうすぐ!
がんばってください。